【リピート率UP!?】パッケージを見直すべき本当の理由。

世の中にはたくさんの商品がありますよね。

例えばこないだスーパーのお菓子売り場にいった時のこと。


売り場の陳列棚いっぱいにチョコレートやビスケットやらがひしめき合っていて、

ブランドの数の多さに改めて驚愕しました。


そこで職業病が発症するわけなんですが、陳列している商品のパッケージを一個一個チェックして回ってしまうのです。←(気持ち悪いからやめてw

勿論色々なブランドのお菓子が並んでいるわけで、全部チェックしてると本当に溺れそうになります。お腹いっぱいになります。以外と空腹時にオススメです。


で、ひとつ訊きたいのですが、

お菓子を選ぶ時、何を見てカゴに入れますか?


ある人に質問したところ、「コアラのマーチ」を選ぶと答えてくれました。

・子供の頃から見慣れているから。馴染みがあるから。

・美味しいから。

・安いから。

という理由でした。


ちなみに個人的には一番好きなお菓子のパッケージはガトーショコラとチョコレート効果です。

引用元 / https://www.morinaga.co.jp/products/detail.php?id=PRD2010-05-0001

引用元 /  https://www.meiji.co.jp/products/chocolate/04691.html


高級感のある配色とフォントを用い、チョコレートの濃いブラウンを引き立てていますよね。明治THEチョコレートのようにシンプルでクールなパッケージも増えてきていますが、 チョコレートの品の良さを表現した定番スタイルを継承しているところが個人的にはツボです。


では少し戻りますが、質問した方の回答のコアラのマーチはどうでしょうか?


引用元 / https://www.lotte.co.jp/products/brand/koala/products/index.html



前述の2点とはおおきく違いますよね。

形状、カラーリング、フォント、etc...


なぜ違うか?理由は簡単。

ターゲットが違うからです。


想像して見てください。

ガトーショコラやチョコレート効果を食べているキッズの姿を。

なんか嫌ですよね。仲間内にいたらちょっと距離置いちゃうか毎日その子の家に遊びに行きます。w


逆にコアラのマーチはキッズの為にあるといっても過言ではありません。

明るい緑のカラーリング、丸ゴシック調の優しいフォント。

そして何と言っても、穏やかなコアラの親子の顔。


「晴れた日の昼下がりに家族で公園の木陰でのんびり食べてね♪」

と語りかけてきているようにしか見えません。


戦略も秀逸で、一個一個コアラのマーチには違う絵柄が描かれていて、

子供たちが楽しめる、何個も買って「次は違う絵柄を見つけるぞ!」なんてリピートにつながる仕掛けがあります。


味はもちろん美味しい上で、長く愛されているのには理由があるのです。


というわけで、本日のテーマにもあるように、

その商品、しっかり考えてパッケージデザイン出来ていますか?


「味や商品に絶対の自信があるからパッケージはついてれば良い」

「そこまでパッケージに凝っても正直意味ないんじゃない?」

「昔から変えていないし必要性は特に感じていない」


全部正解で全部不正解です。


馴染み深いパッケージデザインが周知されている、何もしなくても味やクオリティが先行しているから必要ない。間違いないです。


ただ知って欲しいのは、この先消費者の購買行動は確実にスマートに遠隔的になっていくということ。


直営店に買いに行く行動が減少し、ネットを介した購買フローがメインになった時、パッケージやブランドビジュアルで語ることが難しいと、後手を踏むことになりかねません。


SNSでの検索や動画サービスでの認知が主流の世の中で、

時代錯誤の戦略では、商品自体の良さが伝わらないばかりで勿体無いです。


パッケージって、贈り物だと思います。



良い商品やサービスを未来に繋いで行く為にも、

今一度そのパッケージ、見直してみませんか?

WASSHOY - CREATIVE LABO -

クリエイティブで大切な人を輔けたい。 目に見えない想いを、目に見えるかたちで届ける。 その想いを誰かに届ける橋渡しをさせてください。 "WASSHOY"=人と人を面白いことで繋ぐクリエティブラボです。

0コメント

  • 1000 / 1000